おせち料理
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おせち料理の蒲鉾と伊達巻の意味とは?紅白の由来とおすすめ蒲鉾3選

お正月の食卓に欠かせないおせち料理。その中でも、紅白蒲鉾(かまぼこ)や伊達巻(だてまき)は、毎年なんとなく買っているけれど「そういえば、どんな意味があるんだろう?」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、おせち料理の基本から、蒲鉾・伊達巻に込められた意味、そして博水が12月限定でお届けしているおすすめ蒲鉾3選まで、分かりやすくご紹介します。

おせちとは?基本のおさらい

おせちとは、日本の正月に食べられる伝統的な祝い膳のこと。新しい一年を健やかに過ごせるよう、さまざまな願いや祈りを込めて作られてきた料理です。

おせち料理の特徴と構成

おせち料理は通常、重箱(お重)に彩りよく詰められます。各段には意味の異なる料理が入り、それぞれが縁起物としての役割を持っています。

  • 縁起物:長寿、繁栄、健康、子孫繁栄などの願いが込められた食材が使われます。
  • 多様な味わい:甘い・しょっぱい・酸っぱいなど、味のバランスも大切にされています。
  • 保存性の高さ:お正月の数日間は台所仕事を減らせるよう、日持ちのする料理が中心です。

代表的な料理には、黒豆(まめに働く)、数の子(子孫繁栄)、田作り(豊作祈願)、栗きんとん(金運アップ)などがあります。そして、紅白の蒲鉾や伊達巻も、おせちに欠かせない縁起物のひとつです。

おせち料理の歴史

おせち料理のルーツは、奈良時代までさかのぼると言われています。

古代〜江戸時代までの流れ

  • 奈良〜平安時代:季節の節目である「節句」に、神様へ感謝をささげる特別な料理「節供(せちく)」が供えられていました。これが「おせち」の始まりとされています。
  • 室町時代:年の初めを祝う行事と結びつき、正月の膳としての性格が強まっていきます。
  • 江戸時代:現在のように重箱に詰めるスタイルや料理の種類が整い、庶民の間にも広く定着しました。

現代のおせち

明治以降は、地域ごとの特色や家庭独自の味が加わり、現代では和風・洋風・中華風などさまざまなスタイルのおせちが登場しています。その中でも変わらず受け継がれているのが、紅白蒲鉾や伊達巻といった魚の練り物です。

おせちの蒲鉾の意味

紅白蒲鉾

おせち料理に欠かせない紅白蒲鉾。実は、見た目の華やかさだけでなく、形や色にも縁起の良い意味が込められています。

紅白の色に込められた意味

  • 白い蒲鉾:純粋さ・清らかさを象徴し、「新しい一年を清らかな気持ちで迎える」という願いが込められています。
  • 赤い(ピンク)蒲鉾:赤は古来より「魔除けの色」とされ、邪気を払い、家族の無病息災を祈る意味があります。

紅と白の組み合わせは、日本の伝統的な祝いの色。紅白まんじゅうや紅白幕と同じく、「めでたさ」を表す配色として、お正月の食卓を明るくしてくれます。

形にも縁起の良さが

蒲鉾の断面は、半円形で初日の出にもたとえられます。
新しい年の始まりに昇る日の出を連想させることから、「これからの一年が明るく、希望に満ちたものになりますように」という願いが込められているとされています。

また、蒲鉾は魚のすり身から作られることから、「豊漁」「商売繁盛」といった意味合いも持っています。魚の恵みに感謝し、新しい年の実りを願う、まさにお正月にふさわしい食べ物です。

おせちの伊達巻の意味

伊達巻

ふんわり甘くて子どもにも人気の伊達巻。卵とすり身を使った贅沢な一品ですが、ここにもお正月ならではの意味が隠れています。

巻物=知恵・学問の象徴

くるくると巻かれた伊達巻の形は、昔の巻物(書物)を連想させます。そのため、「知恵が身につく」「学業成就」といった願いが込められ、子どもたちの成長や勉強の成果を祈る縁起物とされています。

「伊達」という言葉に込められた華やかさ

「伊達(だて)」という言葉には、「粋でおしゃれ」「華やか」という意味があります。江戸時代の武将・伊達政宗の名前に由来するとも言われ、見た目にも華やかで、お祝いの席を格上げする料理として親しまれてきました。

ふんわりとした食感と、卵とすり身のやさしい甘さは、おせち料理の中でもお子さまから大人まで楽しめる一品です。

12月限定販売のおすすめ蒲鉾3選

ここからは、博水が12月限定で販売しているおすすめ蒲鉾3種類をご紹介します。おせち料理にはもちろん、年末年始のオードブルにもぴったりです。

① 伊達巻

博水伊達巻

博水の伊達巻は、すり身をふんだんに使った「博水オリジナルの伊達巻」です。

卵だけでなく、鮮魚から丁寧に仕込んだすり身をたっぷりと加えることで、甘さ控えめなのに旨味がしっかり。お子さまはもちろん、「甘すぎる伊達巻はちょっと苦手…」という大人の方にも好評です。

② 高菜巻

博水高菜巻

自社工場で鮮魚から練り上げたこだわりのすり身を、福岡らしい高菜で巻いた一本です。

切り口はまるでナルトのように渦を描き、お重の中でアクセントになる華やかな見た目。高菜の風味とすり身の旨味が重なり、おつまみとしても人気の蒲鉾です。

③ 月冠(げっかん)

博水月冠

花の形をあしらった華やかな蒲鉾「月冠」。中にはゆで卵が丸ごと入り、切ったときの断面がとても可愛らしい一本です。

おせちのお重に入れると、一気に食卓が明るくなる主役級の存在感。お子さまにも喜ばれる、見た目も楽しいお祝い蒲鉾です。

どの蒲鉾も、鮮魚から自社工場で丁寧に作る博水ならではの味。一年の始まりにふさわしい、上質な練り物をお届けします。


おせち料理に並ぶ蒲鉾や伊達巻は、単なる「彩り」ではなく、新しい一年への願いや感謝を形にした縁起物です。その意味を知ると、いつものお正月の食卓が、少しあたたかく、特別に感じられるのではないでしょうか。

今年のおせちは、ぜひ縁起の良い蒲鉾や伊達巻を選んで、家族や大切な人とゆっくり味わってみてください。

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