
要点:魚醤は魚介を塩漬け・発酵させた旨味の宝庫。
創業122年の練り物屋博水が、魚醤の基礎・使い方のコツ・おすすめレシピ・保存方法をまとめました。まずは少量(小さじ1目安)からどうぞ。
魚醤とは?
魚醤は、イワシやカタクチイワシ、えそ等の魚介を塩漬けして発酵させ、うま味成分(アミノ酸など)を引き出した発酵調味料です。アジアから日本、イタリアまで世界各地に広まり、ナンプラー(タイ)、ニョクマム(ベトナム)、しょっつる(秋田)、いしる(石川)、コラトゥーラ(イタリア)など地域ごとの個性があります。和食では味噌汁・煮物・鍋・焼き魚の仕上げに少量加えるだけでコクと後味が一段アップします。
- しょっつる(秋田)…主にイワシ由来。キレのある塩気と魚の香り。
- いしる(石川)…イワシやアジ等。濃厚で熟成感が強いタイプ。
- ナンプラー(タイ)/ニョクマム(ベトナム)…カタクチイワシ等。エスニック料理の定番。
- コラトゥーラ(イタリア)…アンチョビ系に近いニュアンスで、パスタと好相性。
魚醤を料理に使うときのコツ
1) 入れ過ぎ注意:まずは小さじ1から
魚醤は一般に塩分が高め。最初は小さじ1を目安に、味見しながら加えます。醤油・みりん等と併用し、全体の塩分を調整しましょう。
2) 強火で長く煮込まない
ぐらぐら沸かすと香りが飛び、うま味の立ち方も弱まります。仕上げに加えるか、弱火で短時間が基本。スープや炒め物は火を止める直前の加え足しが効果的です。
3) 相性の良い食材を覚える
相性◎:卵料理/トマト/きのこ/青菜/魚介/豚ひき肉/根菜。
和・洋・中・エスニックを問わず、「だし+塩」の置き換えとして使えるのが魚醤の強みです。
4) 開封後の品質管理
直射日光・高温多湿を避け、冷蔵で保管。風味のピークは開封後1〜2か月が目安です。
「博多魚醤 えそ醤」を使ったおすすめレシピ4選
博水の博多魚醤 えそ醤は、えその未利用部を活かした無添加魚醤。数滴〜小さじ1で旨味が立ち、後味はすっきり。以下のレシピは使用量の目安つきです。
① ガパオライス(2人分)

仕上げにえそ醤 小さじ1。肉のコクが増してご飯が進みます。
② ヤムウンセン(2人分)

タレにえそ醤 小さじ2+レモン汁・砂糖・唐辛子。爽やかな酸味と後引く旨味。
③ チャーハン(2人分)

仕上げにえそ醤 小さじ1〜2を鍋肌から回し入れ。香ばしさが段違い。
④ トマトとツナのパスタ(2人分)

ソースにえそ醤 小さじ2。トマトの酸味と魚醤の旨味が調和。
魚醤の保存方法と賞味のめやす
- 未開封:直射日光を避け常温可(ラベル表示に従う)。
- 開封後:冷蔵保存。風味のピークは1〜2か月。
- 注ぎ口の汚れは酸化・臭い移りの原因。使用後はキャップを拭き取り、しっかり密栓。
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よくある質問(FAQ)
Q. 魚醤は何に使うのが定番ですか?
Q. どのタイミングで入れるのが良いですか?
Q. 開封後はどれくらいで使い切るべき?



