水産総合月刊誌「水産界」HACCP認定工場紹介
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水産総合月刊誌「水産界」HACCP認定工場紹介

明治25年から創刊されている水産総合月刊誌「水産界」2022年9月発行の第1652号にHACCP認定工場としてご紹介いただきました。

以下掲載文です。

創業明治36年の練り製品製造会社。全国の魚市場や飲食店には練り物のタネとなるすり身を、空港や高速サービスエリア、百貨店などには自社製造のオリジナルすり身を加工したさつま揚げや海鮮しゅうまいを卸しています。また、工場直売店での販売、地域の学校給食へも納品しており、地域に根ざした企業活動を行っています。すり身の原料に使用している魚は、福岡近海で水揚げされた、練り製品の原料として高級とされる「えそ」を地場の市場から仕入れています。今では鮮魚から練り物を製造する会社は全国でも稀ですが、弊社では鮮魚の処理から商品化まですべて自社工場で行っています。日本伝統の製法と味を守るため、地場の鮮魚原料の使用にこだわっています。認定品は揚げかまぼこ。弊社で調味混合したすり身に野菜などの具材を混ぜ合わせた8種類の揚げかまぼこです。国内では、直売店でのファンも多く、ギフトとしても人気です。海外ではアメリカや台湾などに輸出しており、アメリカの日系スーパーで行う実演販売では、たくさんの現地の方にご購入いただいています。

【HACCP認定取得を目指したきっかけ等】
北米への輸出のオファーが増加し、輸出の促進を行っていく中で、HACCPの認証やそれに基づく衛生管理が必要になった。また、世間的な衛生管理意識の高まりや、学校給食への納品も行うようになったため、社内の環境と意識も改善する必要があった。当時の工場は老朽化しており、HACCP基準の管理も難しい現場だったので、2014年にHACCP制度に対応できるよう老朽化した製造工場の改修を行った。

【認定取得までの取組で苦労した点】
従業員の教育訓練と意識改善。今までも衛生管理を行っていたが、HACCPへの取り組みの中で、今までは強く意識していなかった改善するべき工場の環境に気付いた。そこを意識して改善し、定着させていくことは、今までの慣れた作業や意識を変える必要があり、簡単ではなかった。特に、毎日の記録は、はじめの頃は記入漏れがあるなど定着させるのが大変だった。

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